特徴
フクロウ目に属する鳥類のひとつです。
やわらかな羽毛に覆われた体に、大きな目、ほとんど音を立てずに羽ばたける、といった特徴を持っています。
ふっくらとした丸いシルエットから、可愛らしい印象を受けますが、ワシやタカといった鳥と同じ猛禽類(もうきんるい)の仲間であり、肉食を基本としている鳥です。
ほとんどの鳥は、顔の左右に目がついていますが、フクロウは両目とも顔の正面についています。これにより、フクロウがものを立体的に見ることができ、獲物までの距離を正しく把握することができるのです。

そのため、ほかの鳥よりも視野(見ることのできる範囲)が狭いのですが、それを補うのがフクロウの特徴でもある回転させることのできる首の仕組みです。一回転とまではいきませんが、左右それぞれに約270度ほど回すことができます。
フクロウの趾(あしゆび)も、とても柔軟です。
ほとんどの鳥類の足は、前に3本、後ろに1本と指がわかれていますが、フクロウはそれに加えて前2本・後ろ2本と使い分けることができるようです。
生態

フクロウのうち、多くの種類が夜行性です。
鳥類の中で見ると、夜行性の鳥というのは少なく、また夜目が利く鳥というのも珍しいものです。
フクロウの写真などで、目を細めているものをよく見るかもしれませんが、あれは夜目が利くために昼光を眩しく感じていたり、活動時間である夜のために眠って休んでいる状態であることが多いためです。
また、フクロウは音を立てずに羽ばたくことができます。
これは夜中に、獲物であるネズミなどの小動物に感知されないためのもので、一枚一枚の羽と羽がこすれる音(=羽ばたきの音)が出ないよう風切り羽を進化させた結果なのです。
個体数は減少傾向
フクロウもミミズクも、多くの種類において年々個体数は減少傾向にあり、絶滅危惧種に指定されている種もいます。
その理由は、森林や河川が開発によって壊されたことによる生息地の減少であったり、餌の不足、絶縁処置をしていない発電設備や鉄塔に接触してしまい感電死してしまう、などさまざまです。
そういった面もふまえて、フクロウやミミズクについて知っていきましょう。

ミミズクとの違い
「耳があるのがミミズク、耳がないのがフクロウだ」という話を、聞いたことがあるかもしれません。
まず、耳に見える頭部のでっぱりは羽角(うかく)と呼ばれている部分で、耳ではありません。
(フクロウやミミズクの耳は、頭の左右の違う位置に、非対称についています)
そして、〇〇フクロウという名前でも羽角があるもの、〇〇ミミズクという名前でも羽角のないものがおり、フクロウとミミズクは厳密に区別されているものではありません。むずかしく考えなくても大丈夫です。
このサイト内においては、ほとんどの場合フクロウもミミズクもまとめて「フクロウ」と呼んでいます。


ちなみに、どちらも英語では「Owl」でまとめられています。
どんな種類のフクロウがいるのかは、こちらから!


